2021年03月19日

Eメールニュース No. 105 2021年3月17日

Eメールニュース No. 105 2021年3月17日
特定非営利活動法人北海道自然エネルギー研究会


東日本大震災・フクシマ事故から10年となりました
 私達は2017年11月にフクシマの現状を自身の目で確認しようと,震災直後から現地に通う藤本理事の案内で岩手・宮城・福島3 県を訪れました。そこには「国土を失った」と言うべきか迷うような廃墟が広がっていました。国道・県道を走っていると,ガイガーカウンターはトンネルで数値が下がり,樹林帯で数値は上昇しました。本来なら樹林帯は住民の憩いの場であるはずなのに,放射性物質が樹幹・小枝や葉などに付着し続け,数年たっても風などで浮遊していることが明らかでした。
 10年後の今日でも,期間困難地域は以前のまま放置で,人が立ち入ることもできません。樹木などの除染はなされず,ここで暮らすことの不安は絶えません。事故後のニュースレターには,巻頭言の下にご冥福・お見舞いの一文を掲載してきました。この文章を載せなくなる日は来るのでしょうか。
東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに,今なお避難生活を余儀なくされている被災者の方々へ,心からお見舞い申し上げます。また,復興に日夜努力されている皆様の奮闘に敬意を表するとともに,フクシマそして東北に一刻も早い平穏な日々が訪れますよう,お祈りいたします。


「自然エネルギーと環境の事典」増補改訂の原稿を急いでください
 「自然エネルギーと環境の事典」初版の企画は2007 年総会時です。しかしながら原稿は集まらず,停滞状況が続き,2011年3月11日を迎えることとなってしまいました。これを受けて原子力関連は23項目から40数項目へ倍増。充実を図るとともに,執筆・編集も一気に進み,発刊することができました。「自然エネルギーと環境の事典」は東日本大震災・フクシマ事故の落とし子ともいえるのではないでしょうか。10年後の今こそ,増補改訂に相応しいときと言えます。原稿執筆を急いでください。
「事典」増補改訂の図・表の申し込みをお願いします
 事典の項目本文は300字程度と短いため,なかなか詳しい説明ができません。補うために,図や表を活用ください。図・表にはキャプションも付けられますから,項目本文の補足もできます。図・写真・表は完成形でなくとも,イメージとキャプション〇行程度の「予約」をお願いします。

会費の納入,賛助会員(3 万円・2 万円・1 万円)の拡大をお願いします
コロナ禍が続いています。お身体には十分お気を付けください
posted by 事務局 at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ